それでもちょっとは進行中
三人娘雑記
 

どうも!
間が開いてしまいましたが去る12/26に
「三人娘は笑うて暮らす」発売になりましたOH YEAH.

年末の大掃除とか年始の寝正月とか慌ただしい中での発売でしたが
みなさま手に入れられましたでしょうか?
新刊平台からは消えてもきっとまだどこかにあるはず。
あきらめてはいけません!

もう読んだ方はつづきからネタバレとか気にしてない四方山話をどうぞ。

 




【表紙】
打ち合わせに持っていったラフは↑これでしたが、
もっとポップでキッチュでキャッチー(実際にはどの単語も出てない)なものに…ということで現行の感じになりました。

デザインのラフでは背景色にバリエーションがありまして、
白背景以外を推したのですが、私以外全員が白推しだったので屈服しました。
こんなこともあろうかとバックにお店の線画を入れておいたのですが(嘘ですが)
最終的に蛍光ピンクが映えてかわいい表紙にしていただきました。
ところで私が最後のラフに描き足さなかったら今日子さんは表紙にいなかったかもしれない。



【1話】
最初に出したネームが全てカウンター後ろからの画面で三姉妹の顔は一切映らない!
という、一体どこに向けて挑戦しているのか分からないような代物で、
このまま最後までやろうと思ってたのだから勢いとは恐ろしい。
もちろん担当さんに止められまして、
その反動でハジけるようなキャラクターになったのだと思います。
マスターもよくいる感じの人の良さそうなおじさんマスターでしたが、
「イケメンにしたらどうでしょう」と言われたので素直にイケメンにしました。

この1話目だけ18Pと通常より2P多いのは、
回想シーンを後でぶっ挿したからです。
これで「毎回回想シーンが入る」というスタイルが出来て行ったんですね。
逆に言えば驚くほど何にも決まってなかったのです。
それと両手両足を縛られて階段から落とされたのは実際にあった話です。
もちろん落ちたのは私です。



【2話】
最初から最後まで打ち合わせは毎月1回1〜2時間だったんですが、
まず座って、挨拶して、「…で、次どうしましょうか」という感じで始めて、
その場の勢いで毎回話を組んでいましたので、
なんで2話目のテーマが「お金」になったのかも忘却の彼方ですが、
ギャオンをデザイナーさんが大層気に入って下さって、
カバーの背表紙にチラっとあるのがたいへん気に入っています。



【3話】
バレンタインの話。
確かオチを1回直した気がするのですが、直す前がどんなだったかさっぱり忘れました。
カバー下の踊りの為に2番の歌詞を書き下ろしたのですが、
多分このテの歌は5番あたりまである気がします。
私自身あまりカフェで甘いものを食べないので
チョコケーキセットの価格が700円というのが適正なのかどうかが不安です。


【4話】
服の話。
詰めて入れようと思えば8Pくらいで出来る話を
大ゴマで勢い良く描くというのがコンセプトのひとつでもありましたが、
それでも計算段階で最後の1Pがどうしても余ったのであんなことに。
集中線ってたまに描くと疲れますね。
服は毎回変えるのが楽しかったですが、
朝香の年齢層は「装飾よりも生地重視!」という感じの資料が多くて
絵では素材の質感まで伝えられず描いてみるとただの地味な服にしかならなくて残念、
っていうのが多かったです。




【5話】
アイデア:ケンカする話 + 雑談:最近夢の国に行ったんですけど…   
が融合してこうなりました。
その場その場でつくってる感が否めませんが、「三人娘〜」の企画自体が
「軽くて笑える話をやりませんか」という話から始まったと記憶しているので
手法としては間違っていなかった…は…ず…です。
両親の話は勝手に入れました。



【6話】
ガジルバミお披露目回。
毒は薄めて少しづつ摂取すれば慣れるはず…!(ということはない)
ちょっとずつちょっとずつ小出しにしていたトンデモ設定のお披露目回です。
もう半分過ぎたしいいだろう、と。
なんで女子会日常漫画にこんなファンタジーな設定を…?とはよく言われるのですが、
恋や仕事の話よりもヘンな幻想が大事と思っている人が描いているので仕方ないですね…。



【7話】
「閑散なお店が雑誌に取り上げられて満員になる」というのは前々からやりたくてずっと機会を伺っていました。
KASHIMASHIは参考にした実際のお店があるのですが、
1話目のネームを出した後「これって◯◯のお店ですか?」と担当さんに即バレして驚きました。全然似ていないのに…!
しかしとにかく犬が描けなくて…描いても描いても狛犬にしかならなくて…
そしてガボイをもう一度描くとは思ってなかったのでたいへん焦りました。



【8話】
「好き勝手に話を描くならこれが最後」という位置づけの回。
1コマ目にKASHIMASHIの外観が来るお約束はいい加減飽きただろう!
という事で過去回想から始めています。
「イレギュラーな回」=「いわゆる水着回」というテーマで打ち合わせが始まって、
頭の中で構想は割りとすぐに出来たんですけど、言葉だけで伝えるのがすごい難しくて…
しかし伝えないと打ち合わせにならないのでものすごくややこしい話の応酬をした気がします。
そしてガボイをこんなに沢山描くことになるとは思っていなかったのでたいへん大変でした。



【9話】
「定例会の秘密」回。
ここからラストへ向けての畳み掛けが始まるのですが、
描く事はだいたい決まっていたので(キヨキヨ含め)あとは描くだけ…だったのですが、
急きょ実家へ帰らねばならず、姪の部屋に仮のしごと場を作って描いた回であり、
宅急便で送らねばならなかったのに発送間際にアクシデント満載で
本気で間に合わないかも…!!と物理的に一番肝を冷やした回でありました。



【最終話】
「さよならKASHIMASHI」な回。
電話の下りは最初から構想があったので予定通りに。
通算で予定外だったのはキヨキヨとガボイを含め8割という感じ。
「麦酒姫」の時からお酒の話がちらほら入りますが、
実際私はお酒はあまり呑めず、どちらかというとアルコールよりも炭酸狂です。
ブルームーンは呑んだことないです。
あ、最後のコマの後ろ姿はイキパラCOMICのタイトルカットに似せてるんですよ。
気づいたかな?



【おまけ】
ずっと舞台にしてたお店が使えない、ということで
とにかく舞台をどこにするかということから考え始めて
「夢の国リベンジ」となったんですが、ほぼ背景描かなかったですね夢の国!!
次いで、おまけだし特別感がある方が、もうすぐハロウィンですね、的な話がまとまって
「仮装のお話にしよう」みたいな道筋が出来たのですが、
その場で仮装イベントを調べると
かなり厳密なルールがあるということがわかりあわや企画倒れに終わりそうでしたが、
あまりに厳しすぎるルールが面白かったのでそのままGOしました。
みなさん浦安の夢の国に仮装でお出かけの際はお気をつけください。
ガボイは最後の最後まで難しかったです。




という感じで、大変楽しい連載でした。
滑り込みでIKKI COMIXに参加できて大変光栄であります。
担当さん、沢山待たせてすみませんでした。
読者のみなさま、ご愛読ありがとうございました。
楽しんでいただけたなら嬉しいです。

ではまた別のお話で!

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